海底要塞研究所

母艦・艦載機考察


超次元戦闘母艦バビロス

超次元とは、バビロス号の亜空間航法可能と不思議時空対応を意味するのだろう。ワープ航法はともかく不思議時空対応は対フーマ戦にて重要な
ファクターを占める。いや、ワープ航法自体、凄い事なのだが、自身が移動手段として亜空間を利用するのと、敵フーマが攻撃手段として発生させる亜
空間に突入するのとでは雲泥の差がある。特殊な空間トンネルや重力場を有し、さらに天変地異そのものの空間内において能力を発揮できる事こそ
が「超次元」の意であると考えたい。さらにバビロス号がバード星系の最高科学の結晶であるという意も考えられる。

戦闘とは、バビロス号が母艦形態から光線銃(と言うより光線砲)形態、シューティングフォーメーションと、ロボット形態のバトルフォーメーションに変形し
て戦う事を意味する。

シューティングフォーメーションは遠距離射程の光線砲、ビッグマグナムでフーマ戦艦を艦載機出撃前に叩く。
バトルフォーメーションは接近を許したフーマ戦闘機を機動力をもって迎撃。対フーマ戦艦には近距離射程のバビロスファイヤーを用いる。

 なぜ、ビッグマグナムが遠距離射程で、バビロスファイヤーが近距離射程と言えるのか?
敵がビッグマグナムに対して回避行動をとった場合、フーマ戦艦の位置が近距離である程、ビッグマグナムの旋回角が大きくなり、移動を前提としない
シューティングフォーメーションでは射撃が困難になる。また、トリガーの為に虚像投影しなければならないシャイダーとの位置のシンクロの問題も、暗に浮
上するであろう。バビロスファイヤーがフーマ戦艦を撃つ場合、上下に打ち分けているが何れも高角度である。

以上の事から、ビッグマグナムが遠距離射程で、バビロスファイヤーが近距離射程であると推測できるのである。

母艦とは、バビロス号がシャイアンと超次元マシーン・ブルホークの発進基地である事を意味する。
 ブルホークが「超次元マシーン」と冠するのも不思議時空対応である事を意味する。主にシャイダーが不思議時空に突入、もしくは引き込まれる時に
乗る。コンバットスーツ自体に飛行能力はあるが、不思議時空の引力には勝てず、引っ張られるままになり、不思議時空の地面に到達直後に不思議
獣に遅れをとる可能性が大であるので、移動の助けとして用いるのである。

 シャイアンは地底戦車バトルシャイアンと、戦闘機スカイシャイアンに分離するのだが、スカイシャイアンの旋回能力が驚異的である。
バトルシャイアンとの分離時、恐らく足の遅いバトルシャイアンの囮となる為だろうが、機体の前後を軸として回転しながら、さらに右上方に旋回上昇
しているのである。バトルシャイアンに比べて目立つのは元より、意図しないところであろうが、敵戦闘機乗りに強烈なプレッシャーを与える。

(注:このページの考察は第1話以外からも行っています)

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