海底要塞研究所

コズミッククラッシュの理


 コズミッククラッシュは、超惑星戦闘巨人ダイレオンの必殺技である。エネルギーチャージからホバーにより地面を滑走し加速、ダブルパンチを巨獣に叩
き込む。エネルギーチャージに僅かに時間がかかる事と、加速の為に巨獣との距離(恐らく、中間距離以上)が必要で、格闘戦の間合いからはコズミッ
ククラッシュを使用する時間があるからと言って使えるものではない。時間と距離の二つが揃わないと使えないのである。余談だが、コズミッククラッシュは
突進からのパンチ攻撃なので巨獣が立ち姿勢でないダメで、事前に巨獣にダメージを与え過ぎると地面にのびてしてしまうので使用できないが、巨獣が
戦闘不能になれば、それはそれでヨシなのかも知れない。

 ダイレオンが巨獣に決定的ダメージを与える武器(技)はこのコズミッククラッシュのみなので、如何にコズミッククラッシュを決めるかがポイントとなる。
巨獣に適度のダメージを与えて、イキが良すぎて接近戦を多用されるのを防ぎ、同時にエネルギーチャージからホバー加速の時間と距離をつくる。
第1話、第2話、第4話をみる限り、ダイレオンの基本戦術はパンチ、キックでダメージを与え、投げで更なるダメージを与えると共に距離をつくり、コズミッ
ククラッシュを決めるというものである。ビームはコズミッククラッシュ始動の細かなタイミング調整をしているようである。

 最後に、コズミッククラッシュは、サタンゴースの魔力により凶暴化した巨獣に使われ、ダイレオンの投げにより距離を置かれた巨獣が再接近してくるとこ
ろにカウンターで見舞われている。
「コズミッククラッシュは巨獣の闘争本能を逆手に取った技である」
と言えるだろう。


おことわり
 次項より、ダイレオン対巨獣の戦闘解析をしますが、テツゴスとガイオスの口から吐き出す攻撃が不明なので、この研究文でのみ、「白炎」と仮の
名前・性質で呼ぶ事にします。

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