海底要塞研究所

対マリゴス&ハネダー戦


第1話「巨大怪獣の惑星」より、対マリゴス&ハネダー戦について


第一段 マリゴスとハネダーの先制攻撃

 マリゴスとハネダーが先制攻撃を仕掛ける。ダイレオンに二体がダッシュ、空中からハネダーが、地上からマリゴスが襲い掛かる。ダイレオンはマリゴスをキ
ックで引き離した後、ハネダーを投げ飛ばしてマリゴスにぶつけ、二体ともダウンさせる。

解説
 マリゴスとハネダーのスタートはほぼ同時だったが、移動速度の差が出た。空を移動するハネダーが先にダイレオンを襲い、やや遅れてマリゴスが襲う事
となった。ダイレオンの両腕はハネダーの攻撃を防御するために使われていたが、フリーになっていた足で遅れて来たマリゴスをキックで迎撃。人間なら頭
上にまとわりつかれて良いキックなど出せないところだが、ダイレオンはロボットなので単純な足力だけでも十分に強いのだろう。ついでハネダーをマリゴスに
向け投げ飛ばす。二対一の構図で賢明な選択である。マリゴスの立ち上がりを阻止し再びダウンさせ、同時にハネダーもダウンさせている。


第二段 遠隔攻撃の応酬

 マリゴスとハネダーはすぐに立ち上がり、ハネダーが突風攻撃、マリゴスが火炎攻撃を放つ。さらに進撃してくる二体に対し、ダイレオンはビームを放ち一
時足止めをし、コズミッククラッシュに移行する。ビームの衝撃から立ち直り進撃するマリゴスとハネダーにコズミッククラッシュがカウンターヒットして決着。

解説
 二体の立ち上がりの早さと遠隔攻撃を使うあたりからみて、まだまだイキが良い。ダウンからの立ち上がり直後にビームを打ってコズミッククラッシュに繋げ
ばよかったがジャスピオンが初陣という事で躊躇があったのかも知れない。二体の遠隔攻撃の後、即、コズミッククラッシュによるカウンター攻撃をしなかっ
たのは、ダイレオンと二体との距離がコズミッククラッシュの時間的なものを含む使用限界距離に近かったのだろう。ダイレオンはビームを放つ事により二体
を足止めし、コズミッククラッシュのエネルギーチャージと加速する時間・距離を確保したのだと思われる。

 ダイレオンがコズミッククラッシュをスタートする時のマリゴスとハネダーの立ち位置に着目したい。マリゴスの方がやや前で、ハネダーが2,3歩遅れであ
る。しかし、コズミッククラッシュが二体同時にヒットしているのはなぜか? 重心の高いマリゴスと、羽の空気抵抗のあるハネダーのどちらが早く進むかを
推測するのは困難であろう。また、巨獣のその瞬間の気持ちやダメージ具合にもよる。そう考えると、コズミッククラッシュスタート時には二体同時にヒット
せずともよいという判断でスタートし、進行中にハネダーが追いつきそうなので、速度をジャスピオンが微調整して同時ヒットさせたとみるのが妥当ではない
だろうか。
 ハネダーがマリゴスに追いつかなかった場合は、コズミッククラッシュは状況からみて「ほぼ同時ヒット」だが、この場合ならパンチ片当たりによる少々の軌
道のズレは実質無視できるのだろう。

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