海底要塞研究所

骨妃の正体の一端が見えた理由


モモコと子供達の前に現れた骨妃、子供達を捕りこむ為、モモコより優れた武道家であると見せる為、モモコに戦いを挑む。
その戦いの中でドクロドグラーは正体の一端を見せる。モモコに放った突きが骨の手に変わる。なぜか?考えうる理由は二つ。


理由1
骨妃の姿では、本来のパワーが抑えられている。

 骨妃の正体はドクロドグラーであるが、こちらが本来の姿であり、戦闘形態である。逆に言えば骨妃は仮の姿であり、武道家の姿をしていても仮の戦
闘形態である。骨妃は子供達を捕りこむ為にモモコを圧倒しなければならない。しかし、生身のモモコが弱いかといえば、そんな事はない。空手、中国
拳法、カンフー、忍術、太極拳と、おおよそ格闘集団と言っても過言ではない光戦隊の一員なのである。巻頭の試し割りしかりである。そこで、骨妃は
本来の姿を一部さらすのと引き換えに力をだしているのだろう。


理由2
骨妃自身にモモコの注意を惹く為。

 モモコは子供達に武道を教えているのである。いくら「間違った拳法を正す」という名目が骨妃にあろうとも、暴漢まがいに襲ってきた骨妃との対決は他
流試合とするにも程遠く、骨妃が退いた後に「ああいう武道家になってはダメ」で終わる可能性が大である。骨の手を見せる事によりチューブまで連想し
なくても、何者だろうかとモモコの気を惹く事ができるのである。

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