海底要塞研究所

第一段 カブトカンスの猛攻


 カブトカンス、防御姿勢から通常の立ち姿勢に移行し、接近するバイオロボにハンマーを射出。これがバイオロボの胸部にヒット、ダウンを奪う。カブトカ
ンス、ダウンしたバイオロボに砲撃で追い討ち、そして、立ち上がったバイオロボにさらに砲撃、バイオロボは出力低下。

解説
 カブトカンスはバイオロボと対峙した時、前傾し、装甲の厚い甲羅を前面に出している。防御を兼ねた様子見というところか。この後、砲撃に移行せず
ハンマーを使っているのは、砲身を見せた事をフェイントとする為であろうか。
 一方、バイオロボ、初陣なので仕方ないが、不用意にカブトカンスに接近している。その為、ハンマー攻撃をまともに食らう。超電子頭脳のマニュアルに
従い戦う事の難しさが伺える。
 カブトカンスは大砲により二度追撃するが、この後、大砲は使用されない。バイオロボの耐久力を見て効果なしと判断して使用しなかったのか、弾切
れ、もしくは故障だと思われるが、可能性が高いのは故障であろう。砲撃は一度はバイオロボを押しているし、ダメージ具合を外から推し量るのは難しい。
侵略ロボットの武器が二度で打ち止めというのも現実的ではない。一発でバイオロボを葬るか悪くても戦闘能力を半減させるのならアリだが、そんな事
もなかった。消去法で考えれば、やはり故障だと思われる。

前項  目次  次項