海底要塞研究所

対ガイオス戦


第4話「第3惑星に進路をとれ」より、対ガイオス戦について


第一段 ガイオスの体当たり

 いきなり、ガイオスの体当たり攻撃。ダイレオンが左パンチで反撃するが、ガイオスがそれを受け止め、左オープンブロー。ダイレオンは右パンチで反撃、ガ
イオスをダウンさせるが、すぐに立ち上がり、再び体当たり。そして体当たり、さらにもう一度いくがダイレオンはこれを受け止め、首を掴み回転投げ。だが、
ガイオスはまたすぐに立ち上がり、飛び込みで体当たり、ダイレオンをダウンさせる。

解説
 ガイオスが体当たりを常に狙うという事は、常にダイレオンに近づくという事なので、コズミッククラッシュを狙うダイレオンがやりにくい相手である。先の対マ
リゴス&ハネダー戦、対テツゴス戦に比べて手数が多く、戦闘時間も長引いている。ダイレオンは回転投げから、ビーム、コズミッククラッシュの黄金パター
ンに移行したいところだが、ガイオスの反撃を受ける。推測だが、ガイオスが地面に落ちた時の砂煙で状況確認が出来なかったのだろう。しかもこれは、ガ
イオスの飛び込みに対して防御体制をつくりきれていないくらいだ。


第二段 パンチの攻防

 ガイオス、ダウンしているダイレオンにボディープレス。しかし、かわされ仕切りなおしとなる。ダイレオンの右ハンマーパンチを受け止めるガイオス、さらに左
ハンマーパンチもやや食らいながらも受け止め左の裏拳、続いてその場から体当たりを敢行したが、ダイレオンがダブルパンチで迎撃。ダウンしたガイオスに
ダイレオンは、右の鉄槌2回から左のパンチを落とす。ガイオス、ダイレオンの足をすくいダウンさせ、起き上がりに飛び込み式体当たり攻撃、さらに、もう
一度。しかし、二度目をダイレオンはキックで迎撃する。

解説
 さすがは地球産の巨獣、器用である。この一戦でパンチを受け止めたのは、第一段で一度、第二段で二度、合わせて三度である。しかも、二度ま
では、カウンター攻撃で、逆水平ぎみのオープンブローと引きの早い裏拳で返しているのである。打撃戦ではなかなかのテクニシャンぶりである。しかし、メ
インウェポンが体当たりである事がこの辺からダイレオンにバレる。裏拳の後、ショートレンジから奇襲で体当たりを出すのだが、読まれたようでダブルパン
チで迎撃される。また、ダイレオンの足をすくった後の飛び込み式の体当たりも、その単調さから、二度めは通用しなかった。


第三段 遠隔攻撃の応酬

 ダイレオンのキックで吹っ飛んだガイオスは、立ち上がり、その場から白炎(仮)で反撃する。これを耐えたダイレオンはビームで応戦する。ガイオスは背中
の甲羅でビームをガードする。ダイレオンはコズミッククラッシュに移行する。ビームをガードし、進撃するガイオスにコズミッククラッシュがカウンターヒットして
決着。

解説
 ここにきて、ようやくダイレオンの距離になる。ガイオスの飛び込み式体当たりにキックを合わせるダイレオン、これでカウンターダメージを奪い距離を置く。
体当たりが通用しなくなってきたガイオスは攻撃パターンを変え白炎(仮)を吐き遠隔攻撃にでる。しかし、ここまでだった。ガイオスの攻撃を耐え、ビーム
で反撃するダイレオン。ガイオスはこれを背中の甲羅でガードするが、背中を見せた事でダイレオンがコズミッククラッシュをスタートさせたのである。
持ち前の器用さで打撃戦で優位に立ったガイオスであったが、体当たりにこだわり、その攻撃の単調さで逆転、最後は完全な防御姿勢が仇になった
一戦であった。

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